空手の上段回し蹴りのテクニック

フルコンタクト空手の花形的大技、上段回し蹴り。同じKOシーンでも、上段回し蹴りのKOシーンは何度観てもため息が出ますね。しかし、やってみると、とにかく当たらない。。。しかも疲れる。。。そんな方は必見!上段回し蹴りの基本と、達人たちの技を見ていきましょう。

極真空手で上段回し蹴りの達人と言えばこの方たち。

  • 松井 章圭(国際空手道連盟極真会館 館長)
  • 緑 健児(NPO法人全世界空手道連盟新極真会 代表理事)
  • 大石 代悟(世界総極真 副代表)
  • 成嶋 竜(国際空手道連盟極真会館 師範代)

どの方もすばらしいのですが、まずは成嶋さんの動画をぜひ観ていただきたいです。

成嶋 竜の上段回し蹴りの基本とテクニック

極真空手をされている方なら、一度はこの動画を見ているかもしれませんね。上段回し蹴りとはこういうものだということを、とてもわかりやすく説明されています。

ポイントは、 ・中心線をブラさない ・膝を横から回してくる ・横から蹴る ・膝が中心線を通過してから脚を伸ばす ・力を抜いて軽く蹴る ・当たる瞬間だけ力を入れる ・大事なのは軌道とタイミング まずはこれが基本。

そして、その上段回し蹴りを実践で使うためのポイント、 ・相手の反応を見極める ・下段蹴りの反動を利用する KOアーティストと呼ばれる成嶋さんの蹴りは、本当に芸術的でため息が出てしまいます。 このような力みのない、しなやかな上段回し蹴りをぜひマスターしたいですね。 ちなみに、上段回し蹴りは脚だけで蹴るのではなく、上半身のひねりいれます。 ひねりを入れることで、勝手に脚も引っ張られてくるはずです。 そうすれば勢いもつくし、疲れません。 成嶋さんの蹴りを見ていると、蹴る前に、先に肘が動いているのがわかります。 しかし、指導されている方の動きよりとても小さいですね。これは相手に悟られないように 身体の中の筋肉をうまく動かしているためです。自然体への戻りも早いですね~

緑 健児の上段回し蹴り

緑さんの上段回し蹴りも本当に美しいですね。膝の抱え込みを非常に重要視されています。膝を抱え込んだまま、30秒間止まる練習をされています。成嶋さんも言われていましたが、膝が中心線を越えてから脚を伸ばしているのがよく分かります。脚がムチのようですね。やはり力まないことがポイントのようです。とにかく打点が高い!身長165cmと小柄でも大きい相手をKOできるのがわかります。

さらにキレのある上段回し蹴りがこちらです。

松井章圭 成嶋竜

大石代悟の上段回し蹴りの基本とテクニック

伝家の宝刀ムラマサ蹴り。まるで刀を振り回しているかのような上段回し蹴りです。

若い頃の大石代悟はほとんど足技メインで、突きをあまり使わず、手は捌きと、足技が決まりやすいように距離を保つために使っているようです。小柄であるハンディを克服する1つの攻め方です。ウルグアイのE.ガルシアとの試合は、その威力を見せつけた伝説の試合です。


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